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ほくろとがん

皮膚にできるがんを皮膚がんと呼びます。ほくろは誰にでもあり、気にしていない人もいますが、これは元々良性の腫瘍なのです。これが何らかの形で悪性に変るとがんになります。先のページで紹介したメラノーマも、悪性黒色腫と呼ばれるがんですが、ここではそれ以外の皮膚がんについて紹介していきます。

ほくろとがんの関係

 ほくろができたからといって、全部が全部がんではありません。小さかったホクロが大きくなったからといって、これも全部ががんとは言えません。あくまでも目安であり、『絶対』ではないということを覚えておきましょう。あまり神経質にならないようにといいたいところですが、のんきに構えていて、実は重大な皮膚がんだったということもあり得なくもないので難しいところです。ほくろからがんになるものは、発見が早く、早期に取り除くことができれば100%治るものです。『がん』と聞けば恐ろしいと思いますが、発見が早ければさほど恐れることもありません。

基底細胞がん

皮膚がんの中でも、この基底細胞がんの発生率が一番高いと言えます。表面が黒くなっていて、ほくろのように見えます。表皮の基底層の細胞が悪性化したもので、日本人に最も多い皮膚がんと言われています。特徴として、頭と顔に発生することが多く、全体から見ると80%の割合になります。原因は長い年月の間、紫外線を浴び続けていることではないかと言われています。高齢者にこのがんが多いのも、これまでの間、紫外線を浴び続けていたからだとされています。50代を超えると患者が目立ち始め、60代だと25%、70代だと45%にものぼります。男女の差はありませんが、どちらかというと男性に多いような印象を受けます。紫外線が原因となっているものの他には、やけどやケガの傷跡、放射線の影響なども挙げられます。また、基底細胞がんになりやすい人として、色素性乾皮症を患っている人は、元々皮膚が弱いためになりやすいと言われています。治療をしないで放置していると、骨や筋肉まで広まってしまいますが、内臓やリンパ節への転移はほとんどないという特徴を持ちます。

扁平上皮がん

扁平上皮がんもホクロにとても似ていますが、悪性腫瘍に挙げられます。これは上皮性で、皮膚にできたものは有棘細胞がんと呼ばれます。このがんは、重曹扁平上皮や扁平上皮化生した、上皮の基底細胞から起こります。この基底細胞が悪性化することにより、異型性、多形成をなして、上皮下の結合組織で増えていきます。このがんの成長は比較的ゆっくりですが、上記の基底細胞がんよりは転移する可能性があると考えられています。

有棘細胞がん

これは表皮の有棘細胞に似ているがんで、一見ほくろと見分けがつきません。皮膚の表面にある有棘細胞が悪性化したものです。紫外線がよく当たる場所に多く見受けられます。でき始めは硬いイボのようなものです。徐々に大きくなってきて、悪臭がするようになります。やけどやケガのあとからできる場合もあり、かなり前にケガした跡に異変を感じたら、医師の診断を受けた方がよさそうです。高齢者では、顔や耳、手の甲にできる赤みをおびたイボも要注意です。このイボは日光角化症といいますが、有棘細胞がんに変化する場合があるのです。有棘細胞がんは、早期発見で早めに取り除くことができれば心配のないがんですが、仮に取り残してしまうと再発して広がってしまいます。

転移性皮膚がん

これまで紹介してきた皮膚がんは、ホクロに似ていて皮膚そのものの悪性化によるものでしたが、転移性皮膚がんの場合、全く違った経緯で発症します。この皮膚がんの原因は、他の場所のがんにあります。乳がんや肺がん、大腸がんなどを患っていると、血液やリンパに乗って皮膚に転移してしまうものが転移性皮膚がんです。こうして転移してしまうケースは稀なのですが、子供では、神経芽細胞腫が多いと言われています。



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